特許翻訳とは


 

特許翻訳とは、特許実務(特許業務)に属し、特許に関連する文書(特許文書)を原文に出来るだけ忠実に翻訳する作業です。したがって、特許翻訳は、例えば創作活動としての文芸翻訳等とは本質的に異なります。

特許翻訳は特許実務(特許業務)に属するものですから、その業務に従事する弁理士などと同様に、特許翻訳者には翻訳を依頼された特許文書の内容に関し秘密を守る義務(秘守義務)が課せらせます。

したがって、特許翻訳者が故意にまたは過失によりその秘守義務に違反した場合には刑罰を科せられたりあるいは損害賠償を請求されることになるおそれがありますので、特に留意する必要があります。この点においても、特許翻訳は上記の文芸翻訳等とは異なるものであります。

ところで、特許文書にはいろいろな文書がありますが、なかでも重要なのは発明の技術内容を開示した特許明細書と呼ばれる文書であり、特許翻訳の需要から見ると、特許翻訳とは特許明細書の翻訳であると言えるでしょう。したがって、特許翻訳とは「特許明細書を原文に出来るだけ忠実に翻訳する作業である」ととらえておきましょう。